ブラックジャックのカウンティングとは?その仕組みや方法

ブラックジャックの攻略法にはいろいろなものがありますが、その中のひとつとして「カウンティング」が挙げられます。
カウンティングはカードを数えることでその場に出ているカードを記憶し、これから配られるカードを予測するというものです。
今回は改めてブラックジャックにおけるカウンティングについて、その仕組みや方法などを詳しく解説していきたいと思います。

そもそもブラックジャックにおけるカウンティングとは?

先でもお話ししましたように、カウンティングというのはカードを数えることによって、つまりカウントしていくことによってその場に出ているカードを記憶し、これから配られるであろうまだ出ていないカードを予測するという攻略法になります。
ブラックジャックを含めて、カードを使うテーブルゲームでよく使われる攻略法でもあります。
これから配られるカードの予測ができれば、言うまでもなく各段に勝率アップを狙えます。
そのため、カウンティングは完璧に使いこなすことができれば最強と言われるほど効果的な攻略法としても知られています。

カウンティングが効果を発揮する場面について

ブラックジャックなどのカードを使ったテーブルゲームで効果を発揮してくれるカウンティングなのですが、ブラックジャックであればどのような場面でも役立つというわけではありません。
ブラックジャックをプレイする場面というのは、いくつか考えられます。
ランドカジノでブラックジャックをプレイする場面、オンラインカジノの通常ゲームとしてブラックジャックをプレイする場面、オンラインカジノのライブカジノとしてブラックジャックをプレイする場面……基本的にはこの3パターンになるかと思います。
もっとも相性が良く、効果を発揮してくれるのはオンラインカジノのライブカジノとしてブラックジャックをプレイする場面です。
一方で、もっとも相性が悪く、効果を発揮できないのがオンラインカジノの通常ゲームとしてブラックジャックをプレイする場面です。
それぞれの場面でカウンティングがどう効果を発揮するのかをまとめてみました。

ブラックジャックをプレイする場面 カウンティングの効果
ランドカジノ メモを取りながらのカウンティングは禁止行為とみなされてしまうので、自分の記憶力に頼るしかありません。カウンティングの効果は自分の記憶力次第ということになります。
オンラインカジノの通常ゲーム オンラインカジノの通常ゲームの場合は、配られるカードがどこでリセットされているかわかりませんし、いくつのデッキが使われているかも定かではありません。カードをいくらカウンティングしてもあまり意味がなく、基本的にカウンティングの効果は発揮できません。
オンラインカジノのライブカジノ オンラインカジノのライブカジノはライブ(生中継)なので、まだ配られてないカードの残り枚数がある程度は把握できます。カードがリセットされるタイミングもハッキリとわかるので、リセットされたと同時にカウンティングを始めればOKです。ユーザーやプレイヤー側が何をしていても見られていないため、ペンやノートを持っているからといって注意されることもありません。カウンティングの効果を最大限発揮することができるでしょう。

カウンティングの仕組みについて

カウンティングではその場に出たカードを記憶することで、まだ出ていない「シュー」の中のカードを予測していくことになります。
シューというのはこれからゲームを進めていく上で引くカードの集まり(デッキ)を指します。
シューの中身は毎回同じではなく、必ず偏りが出てきますので、カウンティングではその偏りを利用していくことになります。
もともとブラックジャックではカードの数え方が特殊で、以下のような数え方になります。

2から9までのカード そのままの数として数える
10と絵札(JQK)のカード 10として数える
A(エース)のカード 111として有利なほうで数える

改めて見てみると、ブラックジャックでは「10」として数えるカードが多いわけです。
そのため、「10」として数える「10・J・Q・K」のカードがどのくらい残っているかを把握することがポイントになってきます。
また、「A」も「11」と数えるケースでは重要になってきます。
例えば、プレイヤー側の合計値が「10」や「11」であった場合、もしシューの中に「10」が多く残っていることがわかれば、「10」を引いて「21」に近付けやすい有利な状況にあると判断できます。
逆に、プレイヤー側の合計値が「15~17」あたりの微妙な数値であった場合、「10」を引いてバーストしてしまう確率が高いので、無理な勝負をしないほうがいいという判断ができます。
そして、カウンティングではプレイヤー側だけでなく、ディーラー側のカードを見ることも忘れてはいけません。
シューの中に「10」のカードが多い状況下で、ディーラーのオープンカードが「9」や「10」などの高い数値であれば、次に「10」を引いてバーストする可能性が高いと判断できます。
そうなると自分は無理してヒットをせず、相手にカードを引かせてバーストさせるのがいいでしょう。
ゲームが進んでディーラー側が「15~17」あたりの合計値になった場合はさらにチャンスとなり、自分は無理してヒットせず、ディーラーに「10」を引かせてバーストさせて勝つというシナリオを描くことができます。
このようにカウンティングによって、自分が有利な状況にあるのか、それとも不利な状況にあるのかがわかるようになります。

カウンティングの具体的な方法

では、カウンティングの具体的な方法について見ていきましょう。
カウンティングではその場に出ているカードを覚えていくことによってシューの中身を把握するわけですが、カードをその都度暗記していくのは大変です。
相当な記憶力が必要になるでしょう。
そこで考えられたのが、カードをグループごとにわけて数値化し、簡単な計算で管理していくというやり方です。
おそらくもっともわかりやすいのが「ハイローシステム」と呼ばれる方法です。

ハイローシステムとは?

ハイローシステムでは、以下のようにカードを3種類の数値で計算しながら管理していくことになります。

-1 10JQKAのカード
±0 789のカード
1 23456のカード

「10」のカードは偏りを見極める上でとても重要になりますので、それらをマイナス値としてまとめてカウントすることで、より効果的に偏りが見分けられるようになります。
カウンティングの結果がマイナスになった場合、「10」のカードはすべてマイナスとしてカウントしているため、マイナスが多ければ多いほど「10」のカードがシューから出ているということになります。
つまり、合計の数値がマイナスであればあるほど「10」を引く可能性が少なくなるので、無理な勝負を避けながら、相手のバーストを待つのがいいでしょう。
一方で、カウンティングの結果がプラスになった場合、「10」以外のカードが出ているほどプラスが多くなりますので、シューの中に「10」のカードが多めに残っていると判断できます。
つまり、合計の数値がプラスであればあるほど「10」を引く可能性が高くなるので、ヒットやダブルダウンを積極的に選ぶのがいいでしょう。
もし、±0になった場合には賭け方を変えないようにしながら、さらにカウンティングを続けて様子を見ていけばOKです。

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